Executor キーワード

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Executor キーワードをコマンドラインに入力するには、以下のいずれかを行ってください。

  • MA + X16 と押す。
  • Executor を入力。
  • ショートカットの Ex を入力。

説明

Executor は、他のオブジェクトのコントロールハンドルとして用いられるオブジェクト・キーワードです。

Executor オブジェクトに対するデフォルト機能は Select です。機能を指定しないでエクゼキュータを呼び出すと、そのエクゼキュータに割り当てられているオブジェクトが選択されます。このセレクションは、100mmフェーダ・セクションによっても制御可能になっています。

機能を適用したり、エクゼキュータ・オブジェクトが対応していないプロパティを参照した場合、コマンドはその子(キー、フェーダ、またはエクゼキュータに割り当てられているオブジェクト)に渡されます。

構文

Executor [エクゼキュータID]

Select Page [ページID] Executor [エクゼキュータID]

Set Executor [エクゼキュータID] [設定] = [設定オプション]

設定

コマンドラインから設定できるの項目は以下の通りです。

設定 設定オプション 説明
Key Go+ など エクゼキュータ・キーの割り当て
Fader Master など エクゼキュータ・フェーダの割り当て
Encoder Master など エクゼキュータ・エンコーダの割り当て
EncoderLeft <<< など 反時計方向に回したときのエクゼキュータ・エンコーダの割り当て
EncoderRight >>> など 時計方向に回したときのエクゼキュータ・エンコーダの割り当て
KeyCmd Go+ など エクゼキュータ・ボタンを押したとき実行されるコマンド
EncoderRightCmd <<< など エンコーダを反時計方向に回したときに実行されるコマンド
EncoderLeftCmd >>> など エンコーダを時計方向に回したときに実行されるコマンド
MAKey Go+ など MA キーと一緒に押したときのエクゼキュータ・キー割り当て
MAFader Master など MA キーを押しているときのエクゼキュータ・フェーダ割り当て
MAEncoder Master など MA キーを押しているときのエクゼキュータ・エンコーダ割り当て
MAEncdoerRight <<< など MA キーを押しながら反時計方向に回したときのエクゼキュータ・エンコーダ割り当て
MAEncoderLeft >>> など MA キーを押しながら時計方向に回したときのエクゼキュータ・エンコーダ割り当て
MAKeyCmd Go+ など MA キーと一緒にエクゼキュータ・ボタンを押したとき実行されるコマンド
MAEncoderRightCmd <<< など MA キーを押しながらエンコーダを反時計方向に回したときに実行されるコマンド
MAEncoderLeftCmd >>> など MA キーを押しながらエンコーダを時計方向に回したときに実行されるコマンド
PrimaryAssignmentChanged 情報のみ(後述を参照)
SecondaryAssignmentChanged 情報のみ(後述を参照)
Width 1〜5 エクゼキュータ幅
Height 1〜4 エクゼキュータ高
Object エクゼキュータが制御するオブジェクト
Config エクゼキュータによって用いられるエクゼキュータ構成
TotalPrimaryAssignmentChanged 情報のみ(後述を参照)
TotalSecondaryAssignmentChanged 情報のみ(後述を参照)

以下の4つの情報設定は、使用されているエクゼキュータ構成について行われた変更に関するものです。PrimaryAssignmentChanged は、MA キーが押されていないときのエクゼキュータ割り当てです。SecondaryAssignmentChanged は、MA キーが押されているときのエクゼキュータ割り当てです。"Total" で始まる2つのプロパティは、拡張されたエクゼキュータ全体についてのもので、エクゼキュータがエクゼキュータ高/幅で拡張された範囲内にある場合に関係しています。 これらの情報設定は変更できません。ソフトウェアによって自動的に更新されます。

詳しくは、エクゼキュータへのオブジェクト割り当て および Executor Configurations を参照してください。



  • 現在のページでエクゼキュータ205を削除します。
User name[Fixture]>Delete Executor 205

エクゼキュータの割り当てが削除されるだけで、割り当てられているオブジェクトは削除されません。

 

  • エクゼキュータ205に割り当てられているシーケンスのキュー3を削除します。
User name[Fixture]>Delete Executor 205 Cue 3

 

  • ページ4でエクゼキュータ102を選択します。
User name[Fixture]>Select Page 4.102

 

  • エクゼキュータ201の "Key" 設定を "Flash" にします。
User name[Fixture]>Set Executor 201 "Key" = "Flash"

 

詳しくは エクゼキュータとは を参照してください。