アトリビュートは、フィクスチャタイプ の構成要素です。卓全体で同じ構成ブロックが使用されます。これらは、フィクスチャの操作 を行う際に エンコーダバー によって制御されます。
アトリビュート定義は、メインアトリビュートとサブアトリビュート間の関係を記述します。アトリビュートは、Activation グループ、Feature グループ、および Deactivation グループ にまとめられています。
完全な設定と関係性を含む366セットの定義済みアトリビュートがあります。これらは編集可能ですが、カスタムのアトリビュートを作成することもできます。
これはすべて、Patch メニューのサブメニューから行えます。
Attribute Definitions には以下の列項目があります。
- Lock:
行が編集されないようにロックできます。
- No:
自動的に生成される行番号です。
- Name:
この名前は一意的な識別子でなければなりません。入力されると、ロックされ編集できなくなります。
- Pretty:
エンコーダの上に表示される名前です。grandMA3 onPC で入力した場合、ローカルな文字を使えます。
- Main Attribute:
アトリビュート間の階層を定義するのに用いられます。この列のセルを編集すると、小さな Select Main Attribute ポップアップが開きます。メインアトリビュートを選択すると、このアトリビュートがメインアトリビュートのサブアトリビュートになります。
- Activation Group:
Activation グループは、それに含まれるアトリビュートの1つがアクティブ化されたときに、他のアトリビュートも一緒にアクティブ化するために用いられます。詳しくは Activation グループ を参照してください。
- Feature:
フィーチャは階層システムの要素です。アトリビュートはフィーチャに属している必要があります。詳しくは Feature グループ を参照してください。
- Special:
これは情報として表示されるだけです。3D Viewer でアトリビュートがどのように視覚化されるかを示しています。
- Special Index:
Special 値のインデックス番号に関する情報です。
- Physical Unit:
アトリビュートの物理的プロパティを記述する際の単位です。詳しくは 後述 を参照してください。
- Geometry Type:
新しいフィクスチャタイプでアトリビュートを用いる際に、標準的なジオメトリタイプとして使用できます。詳しくは フィクスチャタイプ を参照してください。
- Color:
これはどのアトリビュートに対しても設定できますが、Physical Unit に "ColorComponent" を用いるアトリビュートでないと意味がありません。ここでは、LEDエミッタの色を指定します。
- Intensity:
この値によって ColorComponent 間の関係を定義できます。例えば、青のエミッタが緑よりもはるかに明るい場合、それを補正するためにカラーエンジンによって用いられます。このインテンシティ情報は、フィクスチャタイプでも定義できます。フィクスチャタイプで何も定義されていない場合は、Attribute Definition の情報が用いられます。
- Natural Readout:
Readout で Natural が選択されている場合に用いられる表記法です。
- Encoder Resolution:
アトリビュートを制御するエンコーダの分解能を指定します。
- Log Channels:
これは情報として表示されるだけです。ショーに追加されたフィクスチャタイプの論理チャンネルにおけるアトリビュートの使用頻度を示します。
- Channel Functions:
これは情報として表示されるだけです。ショーに追加されたフィクスチャタイプのチャンネル機能におけるアトリビュートの使用頻度を示します。
- Hide:
インターフェース上でアトリビュートを非表示にできます。エンコーダバーやシートでも非表示になります。なお、アトリビュートがDMX、チャンネルと一致する場合、DMX Sheet では表示されたままになります。
アトリビュート定義の追加
できるだけ、工場出荷時の定義済みアトリビュートを利用使用することをお勧めします。
カスタムのアトリビュート定義は、以下のようにして作成できます。
- Menu キーを押します。
- Patch を押します。
- 左側の Attribute Definitions を押します。
- 一覧で新しい定義を追加したい位置の行を選択します。
- 下部にある Insert New Attribute をタップします。
- 関連するすべてのセルを入力します。
- すべてのメニューを閉じ、設定変更を確定するために Ok をタップしてください。
定義が作成され、カスタム・デバイスの新規作成に利用できます。
Physical Units
Physical Unit (物理単位)は、アトリビュートの物理的な部分を記述するために使用されます。
一部のアトリビュートは物理単位に関係ありません。例えば Gobo セレクションは、投影されるゴボイメージに関連付けられていますが、物理単位としては定義されていないホイールスロット情報です。物理単位情報は、選択されているゴボの回転を定義するアトリビュートに関係しています。ゴボ位置(インデックス)を定義するアトリビュートは物理単位として Angle を、連続回転を定義するアトリビュートは AngularSpeed を使用します。
Physical Unit 列のセルを編集すると(前述の列項目の説明を参照)、Select Physical Unit ポップアップが開きます。
リストには多くの物理単位があります。必要な単位に合うものを選択してください。
下位トピック