grandMA3 ユーザマニュアル » タイムコード » タイム範囲とイベント | Version 2.0 |
タイム範囲とマーカは、タイムライン上に描画される指定領域です。これらには、名前を付けたり、アピアランスを割り当てたりできます。マーカは、トラックグループのタイムライン・セクションに作成され、トラックグループ下のすべてのトラックに適用されます。タイム範囲は、トラックのタイムライン・セクションに作成され、そのトラックに固有のものです。
タイム範囲とマーカは、タイムコード・ショーのナビゲートや表示をより分かりやすくするためのツールです。これらは、タイムコードの再生や記録には影響しません。
トラックが追加されると、そのトラックのための新しいタイム範囲が作成されます。その長さは、タイムコード・ショー全体の長さに設定されます。タイムコード・ショーの長さの設定については、タイムコードの設定 を参照してください。
イベントは、タイムライン上に配置されたタグで、トークン を割り当てることができます。
トークンは、Timecode View の Text 表示や、エンコーダバーの Event エンコーダで割り当てられます。詳しくは 表示モードの切り替え を参照してください。
カーソル(緑のタイムライン)がイベントに達すると、割り当てられているタグが実行されます。
ツールバーを用いて、イベントやタイム範囲の選択、追加、削除、移動、サイズ変更などを行えます。
タイムコード・ツールバーを有効にするには、タイトルバーの Setup をタップしてください。
Timecode View の左側にツールバーが表示され、エンコーダバーがタイムコード用のものに切り替わります。
ヒント | |
ツールバーのアイコンを長押しすると、コマンドラインに簡単な説明が表示されます。 |
ヒント | |
一部のツールボタンは、実行するコマンドに応じて有効になります。 |
ツールバーでタイム範囲やイベントを編集するには、最初にターゲットを指定する必要があります。タイトルバーの Select target を長押しすると Selection Target Type ポップアップが開きますので、Time Ranges または Events を選んでください。
をタップし、タイムラインのタイム範囲やイベントをタップしてください。選択したイベントは黄色で、タイム範囲は黄枠で表示されます。
ヒント | |
・投げ縄選択を利用すると、複数のイベントやタイム範囲を選択できます。 ・キーボードの Ctrl キーを押しながら任意のイベントやタイム範囲をタップすると追加選択できます。 |
トラックにイベントを追加するには、 をタップし、タイムラインの追加したい場所をタップしてください。
タイム範囲を追加するには、 をタップしてから以下のいずれかを行ってください。
ヒント | |
イベントやタイム範囲は、デュアルエンコーダを用いて細かく調整できます。詳しくは タイムコード・ショーの編集 を参照してください。 |
イベントやタイム範囲を削除するには、 をタップし、削除対象をタップしてください。
イベントやタイム範囲を移動するには、 をタップし、タイムラインに沿ってセレクションをドラッグしてください。
をタップし、タイム範囲上の任意の場所をドラッグすると、そのサイズが変わります。左にドラッグするとタイム範囲の長さが短くなり、右にドラッグする長くなります。このツールは、ターゲットが Time Ranges の場合に有効となります。
イベントやタイム範囲は、 (カット)、 (コピー)、および (ペースト)が可能です。
ヒント | |
イベントは、トラックにのみペーストできます。タイム範囲は、トラックからトラックグループにカットまたはコピーできます。 |
をタップすると、カーソル位置にイベントが追加されます。これは、記録中にイベントを追加するのに便利なツールです。
をタップすると、カーソル位置に複数のイベントが追加されます。
イベントが追加されます。
カーソル位置にマーカを追加するには、 をタップします。
カーソル位置に素早くマーカを追加するには、+M をタップします。これは、記録中にマーカを追加するのに便利なツールです。