マクロの作成

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Version 2.2

マクロは、GUIの Macro Editor またはコマンドラインによって作成します。

より理解するためには、マクロ のトピックを参照してください。

マクロの作成

必要条件:

Macro プールを表示。Add Window ダイアログの Data Pools タブで Macros をタップします。

  1. Edit を押してから、空のプール・オブジェクトをタップすると、新しいマクロが作成され、Macro Editor が開きます。

  1. Insert new MacroLine タップします。Command Editor が開きます。

  1. Macro Editor にコマンドを記述します。詳しくは マクロの例 を参照してください。
  2. 複数の行を追加するには、ステップ2〜3を繰り返してください。

Macro Editor にはいくつかのボタンがあります。以下は、各ボタンについての簡単な説明です。

  • Settings: 有効にすると、タイトルバーに Name、Scribble、Appearance、Note、Lock、および CLI ボタンが表示されます。
  • Test Macro Line: 選択されている行だけをテストします。
  • Test Macro: マクロをテストします。
  • List References: 詳しくは Info ウィンドウ を参照してください。
  • Import をタップすると、定義済みマクロを含むポップアップが開きます。マクロのインポート を参照してください。

CLI が無効になっている場合(デフォルトでは有効)、プール・オブジェクトに CLI が赤表示され、コマンドラインに影響を与えることなくマクロが実行されます。


Macro 3 - CLI 無効

CLI が無効な場合にマクロ3を編集するには、Swipey コマンドを用いるか、以下のように入力します。

User name[Fixture]>Edit Macro 3

マクロを実行するには、Macro Editor を閉じて、Macro プール内のマクロをタップしてください。

コマンドラインからマクロを作成

マクロは、コマンドラインを用いて追加できます。これは、例えばターミナル・ウィンドウを用いてコマンドラインだけでソフトウェアにアクセスする場合など、GUIを利用できないときに役立ちます。

List コマンドを用いると、作成作業中に Command Line History で結果を確認できます。

必要条件:

  • Command Line History が表示されている。

作成は以下のように行います。

  1. ソフトウェアの Macro パートに移ります。
User name[Fixture]>ChangeDestination Macro
  1. 空の Macro オブジェクトを確認するために、既存のマクロを一覧表示します。
User name@ShowData/DataPools/Default/Macros>List
  1. 利用可能な(一覧に無い)番号を探します。
  2. マクロに番号を付けて保存します。
User name@ShowData/DataPools/Default/Macros>Store [Available_Number]
  1. 新しいマクロに移ります。
User name@ShowData/DataPools/Default/Macros>ChangeDestination [Available_Number]
  1. マクロに行を挿入します。
User name@ShowData/DataPools/Default/Macros/Macro #>Insert
  1. Set コマンドによって、指定行番号の Command 欄にコマンドを追加します。
User name@ShowData/DataPools/Default/Macros/Macro #>Set [Line_Number] Property "Command" [Command Inside Quotations"]
 
  1. Wait タイムも Command と同じ方法で設定できます。
User name@ShowData/DataPools/Default/Macros/Macro #>Set [Line_Number] Property "Wait" ["Wait Time"]
ヒント
Wait タイムは、秒単位の数字で、引用符なしまたは引用符付きテキストとして入力できます。FollowGo という2つの特別なタイムは、引用符なしで入力できますが、大文字と小文字が区別されますので注意してください。Go と入力しないと機能しません。go だとエラーになります。
  1. ステップ6〜8を繰り返してマクロ行を追加します。Set コマンドで用いる行番号を間違えないようにしてください。
  2. コマンドラインの Root に戻ります。
User name@ShowData/DataPools/Default/Macros/Macro #>ChangeDestination Root

これで新しいマクロが作成されます。

マクロに名前を付ける

Macro プール・オブジェクトには、他のプール・オブジェクトと同様にラベルを付けられます。詳しくは Label オブジェクト を参照してください。

ヒント
一意的な名前を付けておくと、その名前でマクロを指定して実行できます。