タグ

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Version 2.2

タグを用いると、ソフトウェア全体でオブジェクトを整理、リンク、相互参照できます。また、ライブ的なショーにも最適なツールです。同じタグを持つすべてのオブジェクトを、まとめてトリガーしたり選択したりできます。

タグは、Tags プールにまとめられています。これは、Add Window ポップアップの Pools タブで開けます。

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Tags プール

Tags プール内のオブジェクトに対するデフォルト・アクションは、ListReference です。


タグの割り当て

タグは、シーケンスやグループなどの他のオブジェクトに割り当てることができます。また、タグを別のタグに割り当てることも可能です。

同じオブジェクトに複数のタグを割り当てられます。

オブジェクトにタグを割り当てる方法は複数あります。

  • Tags プール・オブジェクト
  1. Edit を押して、Tags プールのオブジェクトをタップします。Tag Editor が開きます。
  2. Add New Tag Reference をタップします。ポップアップが開きます。
  3. オブジェクトを選択します。
  4. Assign をタップします。
  • プール・オブジェクト
  1. プール・オブジェクトで Swipey コマンド を開き、Edit または Edit Setting を選択します。ポップアップが開きます。
    シーケンスやマクロなど、一部のプール・オブジェクトでは、ポップアップのタイトルバーにある Settings もタップしてください。
  2. Tags をタップします。Edit Tags ポップアップが開きます。
  3. タグを選択して、Assign をタップします。
  • 他のオブジェクト
    これは、例えばレシピ、キュー、またはマクロ行に適用されます。
  1. Tags 列のセルを編集します。Edit Tags ポップアップが開きます。
  2. タグを選択して、Assign をタップします。
  • コマンドライン
    コマンドラインを用いてタグを割り当てる方法については、Tag キーワード を参照してください。

すでに割り当てられているタグは、上に挙げられた方法で割り当てを解除することもできます。

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Edit Tags ポップアップ

Edit Tags ポップアップの左側には、対応するプール・オブジェクトに割り当てられているタグが表示されます。右側には、割り当てられていないタグが表示されます。
このポップアップでは、タグをロック/解除したり、Kill Instant および Kill Delayed (以下を参照)から保護したりすることもできます。

プール・オブジェクトにタグが割り当てられると、それに が表示されます。割り当てられたタグの名前と番号は、プール・オブジェクト設定の Tags に表示されます。

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Sequence プール - シーケンス1と3に割り当てられているタグ

Sequence Sheet、および Sequence Editor や Macro Editor などでは、割り当てられたタグがタイトルバーとグリッドの間の領域に表示されます。Tags プール内のオブジェクトと同様に、タグを編集したり、プール・アクションを実行したりできます。タグに割り当てられたアピアランスの背景色は、エディタに表示されるタグの背景色を定義します。

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Sequence Sheet - 割り当てられている2つのタグ

タグの編集

タグを編集するには、Edit を押し、Tags プール内のオブジェクトをタップします。

Tag Editor には、タグが割り当てられているオブジェクトの情報が、以下のように表示されています。

  • Datapool: 対応するデータプールです。
  • Class: 割り当てられた参照のオブジェクト・タイプです。
  • No: 対応するプール・オブジェクトの番号です。
  • Name: プール・オブジェクトの名前です。
  • Protect: 割り当てられた参照は、Kill Instant および Kill Delayed から保護されます。デフォルトは No です。
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Tag Editor

Tag Editor の Add New Tag Reference を用いると、複数のオブジェクトを一度にタグに割り当てられます。Add Tag References ポップアップで複数のオブジェクトを選択し、連続して割り当てられます。オブジェクト行を選択し、Assign をタップしてください。

Tag Editor のタイトルバーで Settings を有効にすると、 NameScribbleAppearanceTagsNote、および Tag Type を設定したり、Forward Commands をオン/オフを切り替えられます

以下のタグタイプを選択できます。

  • Kill Instant: 同じタグを使用する他の再生は、シーケンスを開始するとすぐに OffCue を開始します。
  • Kill Delayed: 開始されたシーケンスが最初にフェードインを完了し、次に同じタグを使用する他の再生が OffCue を開始します。

タグタイプが機能するには、シーケンスをトリガーする前にタグとタグタイプを設定する必要があります。 そうでない場合、対応するシーケンスが一度トリガーされるとすぐにタグタイプが機能します。

タグによって再生が開始されると、Off Menu および Running Playbacks ウィンドウの Trigger 列にタグが表示されます。

ヒント
Kill Protect は、タグから実行される Kill Instant や Kill Delayed によってシーケンスが無効化されることからシーケンスを保護するものではありません。Kill Protect については、Sequence Settings および Kill キーワード を参照してください。
ヒント
一時的な再生アクション(Flash、Temp、Swap、および Black)の場合、Kill Instand および Kill Delayed は他の再生を恒久的にオフにしません。

Forward Commands をオンにすると、タグのすべての参照に対して 再生コマンド を実行できます(デフォルトでオン)。
これは、>>>、<<<、Go+、Go-、Goto、Halfspeed、Load、On、Off、Pause、Rate1、Speed1、Toggle、および Top に適用されます。


必要条件:

  • いくつかのライトがパッチされたショー(例: Simple_Show)。
  • タグの効果をより明確に確認するには、3D Viewer を開くことをお勧めします。

同じキューを持つフィクスチャ1、2、3に対して、3つのシーケンス1、2、3を個別に作成します。

  • Dimmer 100%
  • Fade 2秒

タグ1を設定には、以下のようにします。

  1. Tag 1 を編集します。
    1. Edit を押します。
    2. Tags プールにある最初のプール・オブジェクトをタップします。
  2. タグ参照を追加します。
    1. Add New Tag References をタップします。
    2. シーケンス1〜3を選択します。
    3. Assign をタップします。
  3. Tag TypeKill Instant に指定します。
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Editor Tag 1

結果: タグ1が割り当てられたシーケンスの1つをトリガーすると、他のシーケンスは直ちにオフになります。

タグ1を編集し、Tag TypeKill Delayed に変更します。

結果: タグ1が割り当てられたシーケンスの1つをトリガーすると、そのシーケンスがフェードインを完了した後、他のシーケンスはオフになります。

以下の動画で、Kill Instant と Kill Delayed のタグタイプの効果を確認してください。

タグ1を編集し、シーケンス2の Protect を Yes に設定します。

結果:

  • トリガーされると、シーケンス1はシーケンス3をオフにしますが、シーケンス2はオフになりません。
  • シーケンス2は、シーケンス1とシーケンス3をオフにします。

以下の動画で、シーケンスに Protect が適用されている様子を見てください。