grandMA3 ユーザマニュアル » キューとシーケンス » キューの再生 | Version 2.2 |
キューはシーケンスに保存されます。またすべてのシーケンスは Sequence プールに保存されています。
キューがアクティブだと、そのシーケンスがプール内でアクティブになります。
シーケンスを再生せずにキューを実行することはできません。
エクゼキュータは、シーケンスを簡単に再生するためのコントロールです。またシーケンス以外のオブジェクトの再生やトリガーも可能です。
キューを再生するために、シーケンスをエクゼキュータに関連付ける必要はありません。
再生操作では、多くのキーワードを利用できます。それらはすべて、Help コマンドで一覧表示されます。
シーケンスの再生でよく使われるキーワードには以下ようなのものがあります(詳しくは各リンク先を参照)。
This timing is set in the Preference and Timings menu under Timings. Learn more in the Cue Timing topic.
This timing is set in the Preference and Timings menu under Timings. Learn more in the Cue Timing topic.
これ以外にも、多くの有用な機能があります。
これらの機能は、簡単にアクセスできるように、エクゼキュータ・キーに割り当てることができますが(エクゼキュータへのオブジェクト割り当て を参照)、そのシーケンスに直接送ることも可能です。例えばシーケンス6のキュー4に移りたい場合は、以下のようなコマンドを使えます。
![]() |
User name[Fixture]>Goto Cue 4 Sequence 6 |
シーケンスとキューの指定順は問わないため、以下のようにすることもできます。
![]() |
User name[Fixture]>Goto Sequence 6 Cue 4 |
システムは直前の例のように解釈し、Command Line History ウィンドウにはその応答が表示されます。
OK : | Goto Sequence 6 Cue 4 |
エクゼキュータがシーケンスを処理する場合、再生コマンドをエクゼキュータに送ることもできます。
![]() |
User name[Fixture]>Go+ Executor 101 |
これにより、エクゼキュータ101に割り当てられたオブジェクトに、Go コマンドが送られます。このオブジェクトがシーケンスの場合、次キューがトリガーされます。
複数のシーケンスが、同じフィクスチャ・アトリビュートに影響を与える場合、その優先度が重要になります。Priority 設定は、シーケンスのプロパティです。
設定を行うには、Assign キーを押してから、そのシーケンスが割り当てられているエクゼキュータ・キーの1つを押してください。Assign メニューが開きます。左側にある Edit Settings をタップすると、シーケンスで利用できるすべての設定が表示されます。 この設定は、Sequence Sheet のタイトルバーにある Settings をタップすることでも開けます。すべての設定については、Sequence Settings を参照してください。
Priority 設定は、Playback セクションにあります。タップすると種々の優先度が切り替わり、またスワイプすると小さな選択ポップアップが開きます。
以下は、利用可能な Priority プロパティの簡単な説明です。
LTP is one of the most used priority settings. There are five different levels of LTP priority to give different sequences different levels of LTP priorities.
ポップアップのリストも優先度順です。一番上の Super が絶対的な最高優先度を、また、HTPのシーケンスはLTPのものよりも高い優先度を持っています。
このオプションは、値が元のシーケンスから新しいシーケンスに移る際に、インテンシティがどのように変化するかに関係するものです。
あるアトリビュートにキューからの値があり、同じLTP優先度を持つ別のシーケンスのキューが同じアトリビュートに新しい値を送り始める場合、Soft LTP は、古い値から新しい値への遷移に影響を与える可能性があります。これは、新しいシーケンスのマスターを動かして新しい値を適用する場合にのみ関係します。Soft LTP がオフの場合、アトリビュートは古い値から新しい値にジャンプし、マスターの位置に応じた値になります。Soft LTP がオンの場合、マスターをクロスフェーダとして用い、古い値から新しい値にフェードします。
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重要 |
両方のシーケンスがアクティブで、同じアトリビュートに値を送っている必用があります。シーケンスの Auto Start と Auto Stop は、デフォルトでオンになっています。これらがオフになっている場合、Soft LTP 機能が遷移に影響を与えるには、手動でオンにする必要があります。 Master フェーダが両方とも100%の場合、Soft LTP は機能しません。 |
Soft LTP がオンの場合: マスターを100まで上げていく間、Dimmer は50%から100%までフェードします("Original" 値から "New" 値にフェード)。
Soft LTP がオフの場合: Dimmer は、マスター位置によって決まる値にジャンプし、マスターに従って上がっていきます("Original" 値から "New" 値にジャンプ)。
Soft LTP がオンの場合: Dimmer は100%から50%にフェードします("New" 値から"Original" 値へ)。
Soft LTP がオフの場合: Dimmer 値はマスターとともに0%までフェードしていき、シーケンスがオフになると50%にジャンプします("New" のマスター位置でフェード、オフで "Original" にジャンプ)。