フィルタとは

フィルターは、保存、再生できるもの、あるいは "At" キーを用いて取り出せるものを制限するために使用されます。

フィルタには、アトリビュートとデータレイヤ(Value、Value Times、Effects)のセレクションが含まれていますが、フィクスチャ情報は含まれません。

フィルタは、Filter プールにまとめられています。プールについては、プールの概要 を参照するとよいでしょう。

Filter プールは下のようになります。


Filter プール - プールスタイル

プールのオプションの "Sheet Style" で、下のような表示に変えることもできます。


Filter プール - シートスタイル

Filter プールは、すべてのユーザに共有されるグローバルなプールです。

プール内のフィルタは、値を保存するとき(プログラミング時のフィルタの使用)、循環コピーを作成するとき、At キーでデータを取り出すとき(フィルタによるデータの取り出し)、あるいは、エクゼキュータやシーケンスでのフィルタ(エクゼキュータやシーケンスに対するワールドまたはフィルタの適用)として用いられます。

常に有効なフィルタが1つあります。これは、"All" と呼ばれる最初のプール・オブジェクトで、すべてのアトリビュートとレイヤが含まれています。これは、データをフィルタリングしないことを意味します。また、ロックされており、編集できません。

フィルタは、適用(呼び出)したり、恒久的に選択したりできます。適用されたフィルタには、中央に緑色のバーが表示されます(色マーカの後ろ)。選択されたフィルタは、名前部分(シートスタイルでは No. 列)の背景色が緑になります。Select を押してから、別のフィルタ・ボタンを押すと、そのフィルタを選択できます。フィルタの1つを単に押した場合は、そのフィルタが一時的に呼び出されます。

呼び出されたフィルタは、選択されているフィルタを上書きしますが、そのフィルタを用いる動作が次に実行されたときにのみ使用されます。そして、選択されているフィルタの使用に戻ります。

"All" 以外のフィルタを選択すると、At キーが点滅し、フィルタアイコン がコマンドラインと Message Center に表示されます(デフォルト設定)。

 

色表示やマーカについては、システム色 を参照してください。

データレイヤのマーカは、フィルタリングされているものが1つ以上ある場合にのみ表示されます。そのとき、許可されたレイヤが表示されます。
すべてのレイヤがオフ(フィルタリング)になっていると、マーカも表示されません。この場合、フィルタを通過するすべての値データがブロックされます。


Command Filter ウィンドウ

フィルタの設定が表示されるウィンドウを作成できます。これは、Command Filter と呼ばれ、Create Basic Window ポップアップの "Other" タブにあります。


Command Filter ウィンドウ

このウィンドウの主な機能については、フィルタの作成 を参照してください。

このウィンドウには、現在のフィルタリングが常に表示され、一時的な変更を行うことができます。