マクロは、プール・オブジェクトに保存されたコマンドです。
コマンドは、単純なものでも非常に複雑なものでもかまいません。
マクロによって、プログラミングをより速く便利に行えます。またボタンを押すだけでさまざまな操作が可能です。
マクロは Macro プールに保存されますが、物理ボタンに割り当てることもできます。Macro プールは、ショーファイルにおいて、すべてユーザ間で共有されます。例えばユーザAがプール・オブジェクト番号10にマクロを保存している場合、ユーザBも、それをマクロ10として利用できます。
これは、他のウィンドウと同様に作成できます(Add Window ポップアップ - Data Pools タブ)。詳しくは、ウィンドウの追加 を参照してください。
以下は Macro プールの例です。
マクロは、1行または複数行で構成されています。
各行には Command 欄があり、実行するコマンドについての情報を持っています。
また、行の処理方法を指定するいくつかのセルがあります。
Wait 欄では、マクロで次行に移るまでの待ち時間を追加できます。この待ち時間は、その行のコマンドが実行された後に追加されます。これは、マクロに複数の行がある場合に関係しています。最初の行が実行された後、指定タイムだけ待ってから次の行が実行されます。数値によるタイム指定以外に、以下の2種類の特殊コマンドも使えます。
Enabled 欄は、その行が有効かどうか(Yes/No)を示しています。これが Yes の場合、マクロ行がトリガーされたときに実行されます。
AddToCmdline 欄が Yes の場合、マクロ行のコマンドを、コマンドラインにある内容に追加できます。
Execute 欄は、マクロ行が自動的に実行されるかどうかを指定します。Yes の場合、行が実行されます。No の場合は、コマンドラインにコマンドが入り、ユーザの操作待ちになります。
Import コマンドで、定義済みマクロのライブラリをインポートできます。
詳しくは マクロのインポート、および Import キーワード を参照してください。