フィルタの作成

grandMA3 ユーザマニュアル » ワールドとフィルタ » フィルタの作成 Version 2.3

フィルタは Filter プールに保存されます。デフォルトのプール・オブジェクトは、All、Prog Only、Only Dimmer、Only Position、Only Color、Selection Only、および Parked Only です。


Filter プール - デフォルトのフィルタ

フィルタを作成するには、主に以下の3つの方法があります。

  • 空のプール・オブジェクトの1つを編集して、プールを用いたフィルタを作成します。これにより、Edit Filter ポップアップが開きます。
  • 現在のフィルタ設定を使用して、新しい Filter プール・オブジェクトを保存します。
  • グループなどのオブジェクトを Filter プール・オブジェクトに割り当てます。

At Filter ウィンドウは、現在のフィルタ設定を確認するのに便利なツールです。


プールからのフィルタ作成

Filter Editor は左右の2つのセクションに分かれており、調整可能なバーで区切られています。

各セクションのサイズを変更するには、以下のようにします。

  1. 2本指タブを用いて、メニューの両側に1本ずつ指を置いて押し続けます。
  2. 指を左右にドラッグすると、セクションのサイズが変更されます。

タイトルバーの Settings を有効にすると、オブジェクトの名前、スクリブル、アピアランス、タグ、ノートなどの情報を追加できます。
をクリックすると、Filter Editor を別の画面に移動できます。
フィルタ・オブジェクトにロックが設定されている場合は、タイトルバーのオブジェクト名の横にロック・アイコンが表示されます。オブジェクトに動的フィルタ・ルールが設定されている場合は、オブジェクト名の下に Dynamic Filter と表示されます。静的フィルタ・ルールが設定されている場合、テキストは表示されません。

エディタの下部にある ImportExport を用いて、フィルタ・ルールをインポート/エクスポートできます。Cut, PasteOoopsDelete、および Copy 選択したフィルタ・ルール設定行に対して、CutPasteOoopsDelete、および Copy を使用できます。List References には、フィルタ・オブジェクトに関連する要素が表示されます。例えば、フィルタがプリセットに割り当てられている場合などです。

重要
version 2.2.5.2 以前でエクスポートされたフィルタ・オブジェクトのインポートは、完全にはサポートされていません。フィクスチャ・パッチ情報のフィルタはインポート後に破棄されます。これらの設定を移行するには、まず version 2.2.5.2 のショーファイルにフィルタ・オブジェクトをインポートし、その後現在のバージョンに移行してください。
Edit Filter pop-up
Edit Filter メニュー

フィルタ・ルール

Filter Editor の左側セクションは、フィルタ・ルール専用です。新しいフィルタ・オブジェクトを作成すると、Attributes フィルタ・ルールがデフォルトで設定され、選択されます。Attributes ルールタイプについては、以下の Filter Rule Attributes セクションをご覧ください。シートマスクにおけるフィルタの使用方法については、シートマスク を参照してください。

フィルタ・ルールは、設定行ごとに複数のパラメータで設定できます。各パラメータについては、まず Type から説明します。タイプのリストを開くには、Insert New Filter Rule をタップします。オブジェクトタイプ一覧を含むドロップダウン・メニューが開きます。

ヒント
一部のフィルタ・ルールタイプには、そのタイプにのみ適用される特定のオプションがあります。特定のフィルタ・オプションに適用されないグリッド内の列は、対応する設定行の背景が暗くなり、編集できません。オブジェクト・タイプリストでは、個々のフィルタ・オプションが 太字 で表示されます。
  • Attributes: アトリビュートをフィルタリングします。詳しくは Filter Rule Attributes を参照してください。
  • Changed(): 変更された値を表示し、変更値を含まないキューは非表示にします。
  • Cooked(): クックされた値をフィルタリングします。
  • DMX Mode: 特定フィクスチャタイプの定義済み DMXMode をフィルタリングします。
  • DMX Tested(): 現在DMXテスターにある値でアトリビュートとフィクスチャをフィルタリングします。
  • Fade & Delay(): 個別フェード/ディレイ・タイミングで値をフィルタリングします。
  • Fixture Layer & Class: LayerClass でフィクスチャをフィルタリングします。
  • ID Type: 指定された FromTo の範囲内で、ID Type 別にフィクスチャをフィルタリングします。
  • IfActive(): アクティブ値をフィルタリングします。
  • IfOutput(): ステージ上で出力のディマー値が0%を超えるフィクスチャをフィルタリングします。
  • IfProgrammer(): プログラマ内のフィクスチャとアトリビュートをフィルタリングします。
  • Live(): 現在のキューで、ディマーが0%を超える、または0%の値が保存されているフィクスチャをフィルタリングします。
  • MIB(): MIB状態のフィクスチャとアトリビュートをフィルタリングします。
  • Multi Step(): 複数のフェイザー・ステップを持つフィクスチャとアトリビュートをフィルタリングします。
  • Name: Name Filter で定義済みのフィクスチャ名をフィルタリングします。
  • Parked(): パークされているフィクスチャとアトリビュートをフィルタリングします。
  • Patch: 指定された FromTo アドレスの範囲内でパッチされたフィクスチャをフィルタリングします。
  • Selected(): 選択したフィクスチャをフィルタリングします。フィルタ・ルールは、If Empty 列で Ignore に設定できます。
  • Selected Feature(): 選択したフィーチャグループをフィルタリングします。
  • Stage: 定義済みステージをフィルタリングします。
  • Used In Object: 定義済みオブジェクトをフィルタリングします。オブジェクトは、グループ、ワールド、プリセット、またはシーケンスです。
  • Used In Selected Sequence(): 選択したシーケンス内のフィクスチャとアトリビュートをフィルタリングします。
  • Used In Show(): 任意のオブジェクトに保存されているフィクスチャとアトリビュートをフィルタリングします。

フィルタタイプの横に表示される は、動的フィルタ・ルールであることを示します。 は、Filter プール・オブジェクトの左上隅にも表示されます。

重要
動的フィルタは、クエリデータが頻繁に変更されるソースから外れます。これらのルールは、個々のシートとユーザに基づいています。これらのフィルタ・ルールは頻繁に変更されるため、シートマスクにのみ使用できます。
重要
v2.2.5.2 以前のバージョンで作成されたフィクスチャ・セレクションを含むフィルタは、正しいセレクション情報とともに新しいバージョンに移行されます。ただし、フィルタを編集するとすぐにフィクスチャ・セレクションは失われます。

Invert オプションを Yes に設定すると、フィルタ・ルールが反転されます。対応する設定行を2本指でタップすると、Invert の有効/無効が空白(デフォルト)と Yes の間で切り替わります。Invert を用いると、値は正または負のフィルタとして使用できます。例えば、ID TypeFixture 値があり、Invert が空白の場合、このIDタイプのフィクスチャはフィルタを通過します。Invert が Yes に設定されている場合、他のすべてのIDタイプが表示され、Fixture はブロックされます。これらのフィルタ・オプションにより、非常に正確なフィルタを作成できます。

Apply to FixturesNo に設定すると、フィクスチャにフィルタ・ルールは適用されません。Apply to AttributesNo に設定すると、アトリビュートにフィルタ・ルールは適用されません。両パラメータのデフォルトは Yes です。

フィルタ・ルールは、複数のフィルタ・ルールとルールセットに基づく階層構造に依存します。

  • 複数のフィルタは、AND ロジックによって論理的に結合されます。ANDは、フィルタ・ルールの前にある で示されます。AND は、オブジェクトを表示するにはすべての条件を満たす必要があることを意味します。
  • フィルタ・ルールは Ruleset 内にまとめられています。新しいルールセットを作成するには、Insert New Ruleset をタップしてください。
  • 複数のルールセットは、OR ロジックによって論理的に結合されます。OR は、ルールセットの前にある で示されます。OR ロジックとは、オブジェクトを表示するには1つの条件を満たす必要があることを意味します。
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Filter Editor

Filter Rule Attributes

Filter Editor の右側セクションは、At Filter ウィンドウ とほぼ同じです。編集用のユーザインターフェースを有効にするには、上述の フィルタ・ルール の説明に従って、対応する Attributes ルール・タイプを選択します。他のフィルタ・ルールが選択されている場合、ユーザインターフェースはグレーアウトされます。Resulting Attributes というカラーテーマは、結果アトリビュート・フィルタの色を定義します。デフォルトの色は黄色です。詳しくは カラーテーマ を参照してください。

ヒント
Programming レイヤ(旧レイヤ)の機能に変更はありません。Programming レイヤはシートマスクや入出力フィルタリングとは互換性がありませんのでご注意ください。

ANDロジックを用いて、ルールセット内に Multiple Attributes フィルタ・ルールを追加できます。 親の Ruleset をクリックすると、Resulting Attribute Filter が表示されます。例えば、PositonGobo を含む Attributes ルールセットと、GoboColor を含む別の Attributes ルールセットがある場合、Resulting Attribute Filter には Gobo フィルタが表示されます。

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Filter Editor - Resulting Attribute Filter
ヒント
ルールセットに動的フィルタを追加した場合、Resulting Attribute Filter はグレーアウトのままになります。

各要素タイプに値を追加できます。詳しくは レイヤ・ツールバー を参照してください。

プール・オブジェクトを編集して新しいフィルタを作成するには、以下のようにしてください。

  1. 空の Filter プール・オブジェクトを編集するには、Swipey、コマンド入力(Filter キーワード)、またはキー(Group キー)を使用します。
  2. 目的のアトリビュートとレイヤがアクティブになっていることを確認してください。
  3. 必要なパッチ情報フィルタ値を追加します。
  4. 必要なら、Name 欄を編集して名前を付けます。
  5. AppearanceScribble 欄を編集して、アピアランスやスクリブルを割り当てることもできます。
  6. 必要に応じて、フィルタについてのNote(注記)を追加します。
  7. 右上隅の cross をタップしてエディタを閉じます。新しいフィルタが設定されます。

既存のフィルタを更新・変更するには、編集機能を使用するのが最も簡単です。At Filter ウィンドウ を使用する方法もあります。


フィルタの削除

フィルタは、他のほとんどのプール・オブジェクトと同様に、Delete キーワード を用いて削除できます。

フィルタを削除しても、ショーからアトリビュートは削除されません。削除されるのはフィルタのみです。

フィルタがシーケンスやプリセットの入力/出力フィルタとして、あるいはシートマスクとして割り当てられている場合、フィルタを削除するとこれも削除されます。既存の参照を示すポップアップが表示されます。

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Delete Filter ポップアップ

削除を取り消すと、フィルタが復元され、シーケンスやプリセットのフィルタ設定も復元されます。

フィルタを削除するための一般的な構文は以下の通りです。

Delete Filter ["フィルタ名" または フィルタ番号]

フィルタの範囲を指定することもできます。

フィルタ1は、工場出荷時にロックされていて削除できません。


フィルタへのオブジェクト割り当て

重要
Used in Object フィルタ・ルールで使用できるオブジェクトはすべて、フィルタに割り当てることができます(例: Assign Group X at Filter Y)。
フィルタに対応するオブジェクトのコピー機能は無効になっています。

グループ、ワールド、プリセット、Sequences プールのオブジェクトをフィルタ・オブジェクトに割り当てることができます。方法は2つあります。

  1. 既存の Filter プール・オブジェクトにオブジェクトを割り当てると、新しいルールセットと、割り当てられたオブジェクトにリンクする Used In Object フィルタ・ ルールが作成されます。
  2. オブジェクトが空の Filter プール・オブジェクトに割り当てられている場合は、ルールセット内に Used In Object ルールタイプが作成され、割り当てられたオブジェクトにリンクされます。

空のフィルタ・オブジェクトにグループを割り当てるには、以下のようにします。

  1. デモショー・ファイルを開きます。
  2. Assign Group 2 At Filter 8。フィルタ・オブジェクトは、グループ2にリンクされたオブジェクトを用いて作成されます。
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Used In Object フィルタ・ルール

静的フィルタ・ルール

既知の制限:
Assignment Editor でフィルタの Has Dynamic Filter Rules 列に No と表示されている場合にのみ、そのフィルタを入出力フィルタとして使用できます。また、Filter プール・オブジェクトは動的フィルタアイコン()を使用します。

静的フィルタ・ルールは、シーケンス、プリセット、キューブレーク、レシピ、コマンドラインに対する入力および出力フィルタリングをサポートします。

Assignment Editor (例: Sequence Sheet の Output Filter)では、タイトルバーの Hide Dynamic を有効にすることで動的フィルタを非表示にできます。Hide Dynamic を無効にすると、動的フィルタが赤文字で表示されます。

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Output Filter - Assignment Editor

フィルタ・オブジェクトが入力フィルタ、出力フィルタ、キューブレイク、またはレシピとして割り当てられている場合、動的フィルタ・ルールを追加することはできません。

Edit Recipes が有効になっている場合、動的フィルタ・オブジェクトは Filter プールでグレーアウトされます。

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Filter プール - Edit Recipe 有効

フィルタ・オブジェクトが入力フィルタまたは出力フィルタとしてシーケンス、プリセット、またはプリセットプールにすでに割り当てられている場合、新しいフィルタ・ルールを作成するときに動的フィルタ・ルールはグレーアウトされ、使用できなくなります。

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Insert New Filter Rule ポップアップ