ショーへのフィクスチャ追加

以下は、新しいフィクスチャ(またはデバイス)を、GUIを用いてショーと Patch に追加するための手順です。

新規ショーでのクイックステップ
1. Patch メニューを開きます。
2. ウィザードで以下の手順に従ってください。
  2A. フィクスチャタイプを選択します。
  2B. カスタム名を追加します(任意)。
  2C. 台数を入力します。
  2D. 最初のID番号を入力します。
  2E. (Full モードの場合) レイヤとクラスを選択します(None はオプション)。
  2F. 最初のフィクスチャに対するパッチアドレスを入力します。
  2G. Apply をタップします。
3. Patch メニューを閉じ、Ok をタップして変更を保存してください。

これらは、新規ショーに最初のフィクスチャを追加するために必要な手順です(詳しくは後述を参照)。
既存のフィクスチャがあるショーでのクイックステップ
1. Patch メニューを開きます。
2. 新しいフィクスチャを挿入したい行を選択し、Insert New Fixture ボタンを押します。
3. 目的のソースが選択されていることを確認してください。
4. 目的のフィクスチャタイプを選択し(Filter で一覧を制限)、Select をタップします。
4. ウィザードで残りの入力欄を埋め、Create ! をタップします。
5. Patch メニューを閉じる前に、必要に応じて一覧のセルを編集します。
7. Patch メニューを閉じ、変更を保存してください。

これらは、既存のショーにフィクスチャを追加するために必要な手順です(詳しくは後述を参照)。

フィクスチャの追加に関するすべては、Patch メニューで行います。

Patch メニューへの移動

フィクスチャを追加するには、Patch メニューを開く必要があります。

  1. Menu キーを押します。
  2. Menu ポップアップで Patch ボタンをタップしてください。

Patch メニューが開きます。


Patch メニュー - Condensed モード

メニューを初めて開いた場合、ウィザードが表示され、ショーに最初のフィクスチャを追加するのを助けます。Patch メニューの代わりに、フィクスチャの選択を促し、Insert New Fixtures ポップアップ(後述を参照)を表示します。

Patch にデバイスを挿入する

各フィクスチャは、Patch メニューで行として追加する必要があります。

フィクスチャは、親ステージ・オブジェクトに属しています。デフォルトの親は Stage 1 です。複数のステージを作成できます。詳しくは ステージ を参照してください。

選択されているステージは、タイトルバーにある Stage ボタンで変更できます。

  1. フィクスチャを追加したいステージを、タイトルバーのボタンで選択します。
  2. 一覧の最後に追加したい場合は New Fixture というところを、選択したフィクスチャの上に挿入したい場合は既存のフィクスチャをタップします。
  3. Insert new Fixture をタップしてください。

これによって、Select DMX Mode to useInsert New Fixture ウィザード・ポップアップが開きます。


ライブラリのフィクスチャを選択

検索バーの下には、ShowLibrary という2つのタブがあります。 Show タブには、ショーファイルにすでにインポートされているフィクスチャタイプの一覧が表示されます。これは、Used only ボタンを有効にすることで、パッチされているフィクスチャタイプだけを表示するように制限できます。 Library タブには、使用可能な種々のフィクスチャタイプが一覧が表示されます。ライブラリを選択すると、それに対応するボタンが右側が表示されます。

右上にあるボタン(上の画面例では Internal)はドライブを選択します。内部ドライブ、以前にインストールされたバージョンのライブラリ、または外部USBドライブを選択できます。ボタンには、選択したドライブを表すラベルが表示されます。このボタンの左横には、さまざまなソースを選択する小さなトグルボタンがあります。

ソースには、 (変換された grandMA2 および grandMA3 フィクスチャ・ファイル)、User 、および Shares (GDTF Share および grandMA3 Fixture Share)があります。Share ボタンは、ワールドサーバへのアクティブな接続がある場合にのみ使用できます(ワールドサーバ を参照)。

制限
grandMA2 フィクスチャ・ファイルを grandMA3 に直接ロードすることはできません。上述の grandMA2 ソースは、grandMA3 構造に一致するように変換されたライブラリです。フィクスチャファイルは、grandMA2 ファイルが grandMA3 ファイルとして保存されたときに変換されます。詳しくは、grandMA2 ユーザマニュアル(オンラインヘルプ)Backup メニューの利用 - grandMA3 として保存 を参照してください。
  1. 目的のドライブを選択し、目的のソースを有効にします。

フィクスチャ・ライブラリは、左側の Manufacturer 列にメーカ別でソートされています。メーカを選択すると、そのフィクスチャが中央の Fixture 列に、そしてフィクスチャを選択すると、使用可能なモードが右側の Mode 列に一覧表示されます。

左下にある Description ボタンを有効にすると、選択したフィクスチャタイプ・ファイルに関する追加情報が一覧の下に表示されます。

  1. 一覧の表示項目が多い場合は、Search 欄に検索語を入力して絞り込むとよいでしょう。 検索は、メーカ、フィクスチャ、およびモードにわたって行われます。フィクスチャに複数のモードがある場合、それらすべてが表示されますが、検索されたモードを含むフィクスチャだけが表示されます。
  2. 一覧から目的のフィクスチャとモードを選択し、Select をタップしてください。

これによって Insert New Fixtures ウィザードが開きます。ここには、Patch にフィクスチャを追加するために必要な項目の一覧が示されています。ウィザードには、Patch の Columns モードに応じた2種類のモードがあります。このモードは、タイトルバーの Columns ボタンで切り替えられます。Full モードの場合、さらに3つの項目(ID Type、CID、Layer、および Class)が表示されます。以下は、Full モードの場合のポップアップです。


フィクスチャを挿入するために必要な全項目の右列入力欄を埋める
  1. 右列の入力欄はすべて入力可能です。必須欄には値が提案され、必要に応じて編集できます。すべての情報は、Path メニューで後から編集することもできます。右側エリアは、選択した欄の入力を助けるように変化します。
  2. 提案された値をそのまま用いるか、必要に合わせて編集してください。
  3. Create ! をタップして、フィクスチャを追加します。

新しいそれぞれのフィクスチャは、Patch メニューで行として表されます。Patch メニューの列項目の説明や、一部の値の変更についての詳細は以下をお読みください。

Patch メニューの各列の簡単な説明

Patch メニューには、以下のように多くの列項目があります。このメニューには、Condensed と Full という2つのモードがあることを覚えておいてください。Full モードにすると、すべての列が表示されます。

フィクスチャにIDを割り当てる

フィクスチャを選択/制御するには、少なくとも1つのIDが必要です。

各フィクスチャには2種類のID番号があります。その両方、またはどちらか一方を持つことができますが、少なくとも1つは必要です。

FID は、デフォルトのフィクスチャIDです。 この番号は、Fixture キーワード とともに用いられます。

CID は第2のIDです。これは、IDType が "Fixture" とは異なる場合に使用できます。IDType 欄を編集すると Select IDType ポップアップが開きます。


IDType を選ぶ

このリストにはいろいろな IDType がありますが、CID には、"Fixture" 以外のものを選んでください。

重要
Universal および Multipatch という別の隠しタイプがあります。Universal は、Patch に追加された特別な Universal フィクスチャタイプのために、ソフトウェアが自動的に作成するものです。Multipatch は、特殊なマルチパッチ・フィクスチャに対して用いられます。これらの IDType は、通常のフィクスチャには使用できません。
  1. IDを割り当てたいフィクスチャ行に対し、FID または CID 列のいずれかでセルを選択します。このとき選択順が重要になります。
  2. キーボードで番号を入力し、Please を押して割り当ててください。

これで、フィクスチャにIDが割り当てられます。番号は、選択順に基づいて順番に振られます。

フィクスチャにDMXアドレスを割り当てる

出力できるようにするには、フィクスチャにDMXユニバースとアドレスを割り当てる必要があります。

フィクスチャにアドレスを設定するには、主に二通りの方法があります。1つは Patch 欄に目的のアドレスを直接入力する方法、もう1つは専用の Edit Patch メニューを用いる方法です。

番号を入力:

  1. Patch 列で、アドレスを割り当てるフィクスチャ行部分を選択します。このとき選択順が重要になります。
  2. ドットで区切られたDMXユニバースとアドレス(例: 2.1)をキーボードで入力し、Please を押して割り当てます。

Edit Patch メニューを利用:

  1. Patch 列で、アドレスを割り当てるフィクスチャ行部分を選択します。このとき選択順が重要になります。
  2. 青い選択部分を右クリックするか、Patch ボタンをタップすると、Edit Patch メニューが開きます。

Edit Patch ポップアップでDMXユニバースの概要を見る

このポップアップは左右2つに分かれています。左側には選択されているすべてのフィクスチャが、右側にはすべてのDMXユニバースとアドレスを含むビューがあります。メニューの左側でフィクスチャを選ぶと、右側のユニバース一覧で、利用可能な空きアドレスが分かります。ユニバースを選び、選択したDMXアドレスにフィクスチャを割り当てるには、いくつかの方法があります。

そのユニバースが許可されていない場合、右側の数字が赤になります。

このポップアップでは、専用のエンコーダ・ツールバーも開きます。


Edit Patch エンコーダ・ツールバーによる簡単なナビゲーション

このツールバーによって、フィクスチャ、ユニバース、およびアドレスを選択できます。

以下は、そのための1つの方法です。

  1. 正しい順番でフィクスチャを選択します。
  2. エンコーダによって、目的のアドレスに移ります。
  3. Address エンコーダをタップして、そのアドレスにフィクスチャを割り当ててください。

Edit Patch ポップアップの下部には、以下のようなボタンがあります。

選択されているフィクスチャがすべてパッチされると、Edit Patch メニューは自動的に閉じます。

Patch メニューのフィルタリング

多数のフィクスチャやステージ要素がある場合、Patch メニューでのフィルタリングが役立ちます。

Patch メニューでフィクスチャを絞り込むには、いくつかの方法があります。

既存のフィルタは、タイトルバーにある Filter 入力によって割り当てることができます。これをタップすると、既存のすべてのフィルタを一覧表示する小さな選択ポップアップが開きます(フィルタの作成 を参照)。None (フィルタなし) と New (新規フィルタの作成) という選択肢もあります。希望するフィルタを選択してください。

フィルタを有効にするには、それをオンにする必要があります。Filter と Columns の間にあるフィルタ・アイコン()をタップし、オンに切り替えてください。

フィルタをオンにすると、列タイトルとフィクスチャ行との間に、列フィルタが表示されます。列フィルタ欄を編集すると、任意の値でパッチを絞り込めます。各列に適用できるフィルタ値は1つだけです。

列フィルタ欄を編集して値を割り当ててください。いくつかのフィルタ欄では、利用可能な値のリストを表示する小さなポップアップが開きます。その他の欄では、文字列を入力します。

列フィルタは、プールのフィルタと組み合わせることができます。

また Split View によってフィルタリングすること可能です。詳しくは パッチおよびフィクスチャ設定 を参照してください。

Patch メニューを閉じる

Patch メニューから抜けようとした場合、確認のポップアップが出ます。


Leave the patch ポップアップの選択肢

これは、変更内容を保持するかどうかを尋ねるものです。

Save and Exit をタップすると、変更を保存して Patch メニューから抜けます。
Discard and Exit をタップすると、変更を破棄して Patch メニューから抜けます。
Stay in Patch をタップすると、Patch メニューにとどまります。