プリセットは、ライブ再生や、キューの構成要素としてよく利用されます。プリセットをタップして値を取得するには、At キーワード を用います。
最初に目的のフィクスチャを選択してから、プログラマにプリセットを呼び出します。
ワークフローは、どの種類のプリセット(MAgic、レシピ、マルチステップ、普通のシングルステップなど)でも同じです。
プログラマにフィクスチャ・セレクションがない状態でプリセットがタップされた場合はx、最初のタップで、そのプリセットを利用できるすべてのフィクスチャが選択されます。この場合、グループに似た働きをします。
プログラマのフィクスチャ・セレクションに対してプリセットをタップすると、選択されているフィクスチャに対してそれが有効な場合、プリセットが呼び出されます。
タイミング値はアトリビュート値とともにプリセットに保存できます。タイミングを持つプリセットを呼び出すと、プリセット・タイミングを用いてプログラマに値が呼び出されます。
タイミング値だけを含むプリセットを呼び出すと、プログラマのタイミング・レイヤにそれらの値が呼び出されます。
プリセットでタイミングを用いるもう一つの方法は、Programmer Time マスターです。マスターについては、タイム・コントロール を参照してください。
タイミング値が保存されたプリセットは、Programmer Time マスターよりも優先度が高く、プリセットが呼び出し時には、その保存されたタイミングが用いられます。
プリセットは、Assign キーワード、または Assign メニューによってエクゼキュータに割り当てることができます。詳しくは エクゼキュータへのオブジェクト割り当て を参照してください。
プリセットが Global または Universal データを使用している場合、エクゼキュータ・ボタンは At コマンドによってプリセット値を呼び出す必要があります。
その他の再生コマンド(Go、Toggle、Flash など)は、Selective データを含むプリセットに関連しています。これは、Selective データを含むプリセットを、例えば Go コマンドによってプリセットプールから再生できるということです。
プリセットが割り当てられているエクゼキュータの Assign メニューで EditSetting タブを開くと、シーケンスの場合と同様の設定がいくつか提示されます。Playback 設定の詳細については、Sequence Settings を参照してください。
Menu - Preferences and Timing - Preset では、グローバルな Playback 設定を編集できます。
プリセット再生の OffFade プロパティは、Selective プリセットの再生をオフにしたときのフェードタイムを決めます。
プログラマにプリセットがある場合、それをキューに保存できます。詳しくは キューの保存 を参照してください。
プリセットへの参照は、特定のフィクスチャ・アトリビュートに対して保存されます。これは、プリセットに保存されている値がキューに保存されるのではなく、プリセットへの参照が保存されるということです。そのため、キューの保存後にプリセットの保存値が変更された場合でも、キューの再生時にプリセットを調べて値を取得し、その値が用いられます。
プリセットが使用された後でアトリビュートが追加または削除された場合、そのプリセットを参照している保存されたキューはこの新しい変更を反映してから、プリセットをリキャストする必要があります。これは、Recast キーワード を用いるか、Edit Preset Object ポップアップ によって行えます。プリセットをリキャストすると、キューのフィクスチャに対してアトリビュートが追加または削除されます。
プリセットがキューで使われた後で削除されると、プリセット値はキューに転送されます。
Track Sheet で値を編集している場合、利用可能なプリセットを 電卓 で選べます。
プリセット値は、選択されいてるフィクスチャに抽出できます。そのプリセットは、それらのフィクスチャに対して有効でなければなりません。これには Extract キーワード が用いられます。
プリセットに保存されている値は、プリセットを参照せずにプログラマに取れ入れられます。その値は、他の通常のプログラマ値と同様です。