多くのオブジェクトをエクゼキュータに割り当てられます。エクゼキュータは、割り当てられたオブジェクトを制御する物理的なキー、フェーダ、またはノブです。物理デバイスは、画面上のコントローラとして表すこともできます。
エクゼキュータに何かを割り当てるのは簡単です。
Assign を押してから目的のオブジェクトを押し、そして割り当てたいエクゼキュータを押してください。
以下のように、3通りの方法があります。例ではシーケンスを用いていますが、許可されているタイプならどれでも可能です。
キー操作だけで、現在のページのエクゼキュータ105にシーケンス3を割り当てます。
Assign Sequ 3 At MA + X16 | Exec 1 0 5 Please
画面にプールが表示されている場合、プールの選択にキー操作を組み合わせることによっても、割り当てることできます。
キーを押すとコマンドラインにキーワードが入力されますので、コマンドラインからも行えます。
このコマンド例では、シーケンス4をページ2のエクゼキュータ301に割り当てています。特定ページのエクゼキュータをアドレス指定する場合は、Page キーワードが必要です。また、そのページが存在していなければなりません。
Assign メニューは、エクゼキュータに何かを割り当てるための視覚的なアプローチを提供します。最初にエクゼキュータを選択してから、オブジェクトを選択してください。
Assign メニューを開くには、主に二通りの方法があります。
― または ―
タイトルバーには、Lock Exec という切り替えボタンがあります。これによって、エクゼキュータを変更からロックできます。これはエクゼキュータへの変更を防ぐだけで、再生や他の機能の実行は通常通り可能です。
これは、Assign メニューの Object ページです。左側で Object をタップすると、このページが選択されます。
上部には、エクゼキュータに割り当て可能なオブジェクト・タイプごとのタブと、空のオブジェクトを選択するための特別な Empty タブがあります。Empty 以外のタブでは、そのタイプの選択可能なオブジェクト一覧が開きます。
オブジェクト・タイプには以下のものがあります。
可能なシーケンスの一覧を開くには、Sequence をタップしてください。
エクゼキュータに割り当て可能なタイプでは、それぞれで利用可能なオブジェクトの一覧が表示されます。タイトルバーの DataPool ボタンを用いると、別のデータプールからオブジェクトを簡単に選択できます。
目的のオブジェクトをタップして選択してください。
デフォルトのハンドル構成が、エクゼキュータに適用されます。これにはエクゼキュータの拡張も含まれ、Handle ページで定義できます。
エクゼキュータに何かが割り当てられている場合、エクゼキュータ・キー、フェーダ、およびノブに割り当てられている機能を変更できます。
Assign メニューで引き続き作業する場合は、左側の Handle をタップしてください。
以下のような画面になります。
エクゼキュータの上側や右側が空いている場合、そのエクゼキュータを拡張できます。エクゼキュータは5列幅のセクションにグループ化されています。これらのグループは互いに交差できません。例えばエクゼキュータ104や105は、106に拡張できません。
余裕があれば、上側にも拡張できます。上の画面例では、エクゼキュータ102の上側および右側に余裕があります。このエクゼキュータは、4列すべてを覆う幅と、4行すべてを覆う高さにまで拡張できます。
エクゼキュータは、上部の列番号や左側の行番号をタップすることで拡張できます。拡張されると、エクゼキュータで利用できるボタンが増えます。
100 の行には、単独のエクゼキュータ・ボタンしかありません。200 の行には、ボタンとフェーダがあります。300 と 400 の両方の行には、ボタンとエンコーダ・ノブがあります。エクゼキュータが4行すべてに拡張されていると、以下のようになります。
キー、フェーダ、およびエンコーダには、種々の機能を割り当てられています。オプションは、エクゼキュータに割り当てられたオブジェクトによって異なる場合があります。
有効なボタンをタップすると、利用可能なオプションを備えた小さな選択ポップアップが出ます。
Encoder Left Cmd と Encoder Right Cmd で開くポップアップでは、任意のコマンドを入力できます。MA キーを押しながらエンコーダ・ノブを回すと、別コマンドを指定することもできます。
通常キーには、以下の選択肢があります。
これらの主な機能はキーワードです。詳しくは 一般キーワード を参照してください。
機能は、キーやコマンドを用いて割り当てることもできます。その機能に対応する物理キーが無い場合は、キーボードでコマンドを記述することで割り当てられます。
目的の機能に対応する物理キーがある場合、それをエクゼキュータ・キーに割り当てるのは簡単です。Assign を押してから、その機能キーを押し、そして割り当てたいエクゼキュータ・キーを押してください。
例1
例えば、Off 機能を、エクゼキュータ101に関連付けられたキーに割り当てるには、以下のようにキーを押します。
Assign Off - (卓の左下隅にあるエクゼキュータ・キー)
例2
Fix 機能をエクゼキュータ・キーに割り当てます。
Assign MA + Pause [目的のエクゼキュータ・キー]
機能は、コマンドラインからも割り当てられます。
一般的な構文は以下の通りです。
Assign [機能] at [場所]
場所は、エクゼキュータ・ページに関連付けられている特定の物理キーでなければなりません。
例えば、Pause 機能を、エクゼキュータ・ページ8のエクゼキュータ5に関連付けられた上部キーに割り当てるには、以下のコマンドを入力します。
エクゼキュータに割り当てられているオブジェクト・タイプによっては、フェーダの機能を変更できる場合があります。変更は、Assign メニューの画面上で対応するボタンをタップすることで、エクゼキュータ・キーと同じように行えます(上述を参照)。
Select Fader ポップアップには以下の選択肢があります。
これらの機能についての詳細は、それぞれのキーワード・トピックで説明されています。
機能は、コマンドラインからも割り当てられます。
構文はキー機能の場合と同様です(Empty を除く)。以下の例を参考にしてください。
例1
Rate 機能を、現在のページの得た209に割り当てます。
例2
Empty 機能をエクゼキュータ・フェーダに割り当てる場合は構文が異なります。この例では、ページ1の左端のフェーダに Empty を割り当てています。
キーやフェーダ機能の現在の割り当ては、Executor Configuration プールに保存できます。詳しくは Executor Configurations を参照してください。