エンコーダ・ツールバー

エンコーダ・ツールバー(Encoder Toolbar)は、エンコーダバーで最も大きな部分を占めています。エンコーダ・ツールバーは状況に依存していて、種々のエディタが有効になると、それに応じたコントロールが表示されます。デフォルトでは、アトリビュート・エンコーダ情報へのアクセスと表示のためのコントロールが提供されます。


エンコーダ・ツールバー

エンコーダ・ツールバーで利用できるアトリビュート・コントロールには、以下のものがあります。

  1. フィーチャ・ボタン: このボタンには、現在のフィーチャ名が表示されます。また、現在のフィーチャグループで利用可能なフィーチャの総数も示されます。
    タップして順に切り替えるか、スワイプで開くポップアップ・メニューによって、利用可能なフィーチャを選べます。
    フィーチャやフィーチャグループについては、Feature グループ を参照してください。
  2. アトリビュートのチャンネル機能: これらのボタンには、右側に直接表示されるアトリビュートの、現在のチャンネル機能が表示されます。また利用可能な場合、追加のチャンネル機能も表示されます。
    利用可能なサブアトリビュートは、タップして順に切り替えるか、スワイプで開くポップアップ・メニューから選べます。
  3. アトリビュート・エンコーダ表示: これらのボタンには、エンコーダに現在リンクされているアトリビュート名と、それらのアトリビュート値が表示されます。
    エンコーダ・アイコンの中央には、現在の分解能を表すシンボルが表示されます。詳しくは エンコーダの分解能 を参照してください。電卓を開くには、アトリビュート名やアトリビュート値部分をタップしてください。
    アトリビュートやサブアトリビュートについては、Attribute Definitions を参照してください。
    仮想エンコーダを回すためのジェスチャーについては、タッチ操作 を参照してください。
  4. Link ボタン: 同じ値、タイミング、フェイザー、または分解能の調整を、複数のアトリビュートに同時適用するために、Link ボタンには、その適用先となるアトリビュートを指定するためのいくつかの選択肢があります。Link ボタンについては、後述を参照してください。
  5. レイヤ・ツールバー: デフォルトのレイヤは Absolute です。任意のレイヤ・ボタンをタップすると、アトリビュート・エンコーダでそのレイヤにアクセスできます。詳しくは 後述 を参照してください。
  6. 画面エンコーダ: 現在の User Profile Settings で Screen Encoder が有効になっている場合、この領域には画面エンコーダの基本機能が表示されます。Screen Encoder が無効になっている場合は、5番目のデュアルエンコーダが他の4つのエンコーダと同様に機能し、この領域に表示されます。画面エンコーダについては、ユーザ設定 を参照してください。
  7. ステップバー: 左/右矢印ボタンによって、プログラマのフェイザー・ステップ間を移動できます。ステップ番号ボタンは、プログラマの現在のフェイザー・ステップを表示しています。これをタップすると、特定のステップを選ぶための電卓が開きます。右矢印の右にあるボタンをタップすると、すべてのフェイザー・ステップが選択されます。フェイザー・ステップについては、フェイザー を参照してください。

Link ボタン

Link ボタンは、レイヤ・ツールバーの各レイヤに対するリンク設定や、エンコーダの分解能を保持しています。Link ボタンのテキストは自動的に更新され、現在のレイヤタイプのリンク設定が表示されます。利用可能なリンク設定は、以下の通りです。

Link Values

Value レイヤには以下のものがあります。

Value レイヤが選択されている場合、利用可能なリンクは、Link Values をタップして順に切り替えるか、スワイプで開くポップアップ・メニューから選べます。Value レイヤで利用可能なリンクの選択肢は以下の通りです。

Link Timing

Timing レイヤには以下のものがあります。

Timing レイヤが選択されている場合、利用可能なリンクは、Link Timing をタップして順に切り替えるか、スワイプで開くポップアップ・メニューから選べます。Timing レイヤで利用可能なリンクの選択肢は以下の通りです。

Link Phaser Overall

Phaser レイヤには以下のものがあります。

Link Phaser Steps

Phaser レイヤが選択されている場合、利用可能なリンクは、Link Phaser をタップして順に切り替えるか、スワイプで開くポップアップ・メニューから選べます。Phaser レイヤで利用可能なリンクの選択肢は以下の通りです。

Link Resolution

MA キーを押している間、Link ボタンは Link Resolution に変わります。利用可能なリンクは、このボタンをタップして順に切り替えるか、スワイプで開くポップアップ・メニューから選べます。エンコーダの分解能に対して利用可能なリンクの選択肢は以下の通りです。


レイヤ・ツールバー

プリセットとキューは、アトリビュートごとに複数レイヤのデータを保存したり呼び出したりできます。レイヤ・ツールバーでは、利用可能なすべてのレイヤにアクセスできます。レイヤは色分けされています。アトリビュート・エンコーダ表示、フィーチャグループ・ボタン、Fixture Sheet、および Sequence Sheet で色が一致しているマーカとテキスト背景は、対応するレイヤでアクティブまたは保存されたデータを示しています。詳しくは 色表示 を参照してください。

レイヤ・ツールバーでボタンをタップすると、そのレイヤのデータにアクセスできます。また、アトリビュート・エンコーダや、Layer 選択が Auto に設定されているシートには、そのレイヤが表示されます。Value および Timing レイヤについては プログラマとは を、Phaser レイヤについては フェイザー を参照してください。また GridPosition を用いた MAgic プリセットの作成については、プリセットの新規作成 を参照してください。

プログラマをクリアすると、アトリビュート・エンコーダ表示とチャンネル機能表示の上部にあるバーが灰色になります。選択されたレイヤグループは、Values and TimingsAbsolute レイヤに戻ります。Phaser Overall および Phaser Steps のレイヤ・セレクションは、プログラマのクリア後も選択されたままです。セレクションが変わると、現在のセレクションで利用できるアトリビュートとチャンネル機能の上部にあるバーの色が変わります。この色は、レイヤ・ツールバーの現在のレイヤ色と連動しています。
デュアルエンコーダのLED照光色もこれにしたがいます。

ヒント
フェイザーに関連する各レイヤの色は、カラーテーマの "ProgLayer" カラーグループで変更できます。詳しくは カラーテーマ を参照してください。