エンコーダ・ツールバー
エンコーダ・ツールバー(Encoder Toolbar)は、エンコーダバーで最も大きな部分を占めています。エンコーダ・ツールバーは状況に依存していて、種々のエディタが有効になると、それに応じたコントロールが表示されます。デフォルトでは、アトリビュート・エンコーダ情報へのアクセスと表示のためのコントロールが提供されます。
エンコーダ・ツールバーで利用できるアトリビュート・コントロールには、以下のものがあります。
- フィーチャ・ボタン: このボタンには、現在のフィーチャ名が表示されます。また、現在のフィーチャグループで利用可能なフィーチャの総数も示されます。
タップして順に切り替えるか、スワイプで開くポップアップ・メニューによって、利用可能なフィーチャを選べます。
フィーチャやフィーチャグループについては、Feature グループ を参照してください。
- アトリビュートのチャンネル機能: これらのボタンには、右側に直接表示されるアトリビュートの、現在のチャンネル機能が表示されます。また利用可能な場合、追加のチャンネル機能も表示されます。
利用可能なサブアトリビュートは、タップして順に切り替えるか、スワイプで開くポップアップ・メニューから選べます。
- アトリビュート・エンコーダ表示: これらのボタンには、エンコーダに現在リンクされているアトリビュート名と、それらのアトリビュート値が表示されます。
エンコーダ・アイコンの中央には、現在の分解能を表すシンボルが表示されます。詳しくは エンコーダの分解能 を参照してください。電卓を開くには、アトリビュート名やアトリビュート値部分をタップしてください。
アトリビュートやサブアトリビュートについては、Attribute Definitions を参照してください。
仮想エンコーダを回すためのジェスチャーについては、タッチ操作 を参照してください。
- Link ボタン: 同じ値、タイミング、フェイザー、または分解能の調整を、複数のアトリビュートに同時適用するために、Link ボタンには、その適用先となるアトリビュートを指定するためのいくつかの選択肢があります。Link ボタンについては、後述を参照してください。
- レイヤ・ツールバー: デフォルトのレイヤは Absolute です。任意のレイヤ・ボタンをタップすると、アトリビュート・エンコーダでそのレイヤにアクセスできます。詳しくは 後述 を参照してください。
- 画面エンコーダ: 現在の User Profile Settings で Screen Encoder が有効になっている場合、この領域には画面エンコーダの基本機能が表示されます。Screen Encoder が無効になっている場合は、5番目のデュアルエンコーダが他の4つのエンコーダと同様に機能し、この領域に表示されます。画面エンコーダについては、ユーザ設定 を参照してください。
- ステップバー: 左/右矢印ボタンによって、プログラマのフェイザー・ステップ間を移動できます。ステップ番号ボタンは、プログラマの現在のフェイザー・ステップを表示しています。これをタップすると、特定のステップを選ぶための電卓が開きます。右矢印の右にあるボタンをタップすると、すべてのフェイザー・ステップが選択されます。フェイザー・ステップについては、フェイザー を参照してください。
Link ボタン
Link ボタンは、レイヤ・ツールバーの各レイヤに対するリンク設定や、エンコーダの分解能を保持しています。Link ボタンのテキストは自動的に更新され、現在のレイヤタイプのリンク設定が表示されます。利用可能なリンク設定は、以下の通りです。
- Single: 1つのエンコーダで行われた調整は、そのエンコーダのアトリビュートにのみ適用されます。
- Feature: フィーチャ内の1つのエンコーダで行われた調整は、そのフィーチャ内のすべてのアトリビュートに対して同時に適用されます。
- AtFilter: 1つのエンコーダで行われた調整は、At Filter で現在有効なすべてのアトリビュートに対して同時に適用されます。
Link Values
Value レイヤには以下のものがあります。
Value レイヤが選択されている場合、利用可能なリンクは、Link Values をタップして順に切り替えるか、スワイプで開くポップアップ・メニューから選べます。Value レイヤで利用可能なリンクの選択肢は以下の通りです。
Link Timing
Timing レイヤには以下のものがあります。
Timing レイヤが選択されている場合、利用可能なリンクは、Link Timing をタップして順に切り替えるか、スワイプで開くポップアップ・メニューから選べます。Timing レイヤで利用可能なリンクの選択肢は以下の通りです。
- Single
- Feature
- AtFilter
- Active Only (): 有効にすると、プログラマでアクティブな値を持つアトリビュートのみが新しい値を取得します。
- MultiStep Only (): 有効にすると、新しい値は2つ以上のアクティブなステップを持つアトリビュートにのみ適用されます。
Link Phaser Overall
Phaser レイヤには以下のものがあります。
- Speed
- SpeedMaster
- Phase
- Measure
Link Phaser Steps
- Accel
- Decel
- Transition
- Width
Phaser レイヤが選択されている場合、利用可能なリンクは、Link Phaser をタップして順に切り替えるか、スワイプで開くポップアップ・メニューから選べます。Phaser レイヤで利用可能なリンクの選択肢は以下の通りです。
- Single
- Feature
- AtFilter
- Active Only
- MultiStep Only
Link Resolution
MA キーを押している間、Link ボタンは Link Resolution に変わります。利用可能なリンクは、このボタンをタップして順に切り替えるか、スワイプで開くポップアップ・メニューから選べます。エンコーダの分解能に対して利用可能なリンクの選択肢は以下の通りです。
レイヤ・ツールバー
プリセットとキューは、アトリビュートごとに複数レイヤのデータを保存したり呼び出したりできます。レイヤ・ツールバーでは、利用可能なすべてのレイヤにアクセスできます。レイヤは色分けされています。アトリビュート・エンコーダ表示、フィーチャグループ・ボタン、Fixture Sheet、および Sequence Sheet で色が一致しているマーカとテキスト背景は、対応するレイヤでアクティブまたは保存されたデータを示しています。詳しくは 色表示 を参照してください。
レイヤ・ツールバーでボタンをタップすると、そのレイヤのデータにアクセスできます。また、アトリビュート・エンコーダや、Layer 選択が Auto に設定されているシートには、そのレイヤが表示されます。Value および Timing レイヤについては プログラマとは を、Phaser レイヤについては フェイザー を参照してください。また GridPosition を用いた MAgic プリセットの作成については、プリセットの新規作成 を参照してください。
プログラマをクリアすると、アトリビュート・エンコーダ表示とチャンネル機能表示の上部にあるバーが灰色になります。選択されたレイヤグループは、Values and Timings の Absolute レイヤに戻ります。Phaser Overall および Phaser Steps のレイヤ・セレクションは、プログラマのクリア後も選択されたままです。セレクションが変わると、現在のセレクションで利用できるアトリビュートとチャンネル機能の上部にあるバーの色が変わります。この色は、レイヤ・ツールバーの現在のレイヤ色と連動しています。
デュアルエンコーダのLED照光色もこれにしたがいます。
ヒント
フェイザーに関連する各レイヤの色は、カラーテーマの "ProgLayer" カラーグループで変更できます。詳しくは
カラーテーマ を参照してください。