Art-Net:
Art-Net 3 イーサネット通信規格。照明制御プロトコルの DMX512-A を、インターネット・プロトコル・スイートのUDP(User Datagram Protocol)を用いて送信するためのプロトコルです。Art-Net の使用方法については、DMX のネットワーク・プロトコル を参照してください。MA Network Switch のポートに Art-Net プリセットを割り当てる方法については、MA Network Switch のプリセットの変更 を参照してください。
Attributes: (アトリビュート)
フィクスチャの制御可能な機能です(例: Pan、Gobo Wheel 3)。
Auto Fixed:
ページを変更した場合、オンになっているすべてのエクゼキュータが自動的に固定されます。
Blind:
ライブ出力せずに値を作成します(Blind キー および Blind キーワード を参照)。
B.O. (black out):
ディマー値をゼロにします(B.O. (Blackout) キー を参照)。
BPM (beats per minute): (ビート/分)
チェイサーやエフェクトのスピードを、1分当たりのビート数でカウントしたものです。
Channel: (チャンネル)
詳しくは Channel シート を参照してください。
Channel Sets: (チャンネルセット)
素早くアクセスするために、あらかじめ定義されたフィクスチャタイプの値です。
Chaser: (チェイサー)
キュー・リストで、ループ、バウンス、またはランダムに動作するエクゼキュータのモードです(チェイサー を参照)。
Cmd (Command):
卓に入力する命令です。
Command Section:
キーによってコマンドラインにコマンドを入力するための、卓の右側にある領域です(コマンド・セクション を参照)。
Command Line: (コマンドライン)
コマンドラインは、モニタ画面1とモニタ画面2の下部にあり、卓にコマンドを入力するのに用いられます(コマンドライン を参照)。
Constant bit rate (CBR):
画像が符号化されるビットレートを定義するものです。データストリームは一定で、すべての画像が同じデータサイズになります。
これは、ビットマップ・フィクスチャ で用いられます。
Cue: (キュー)
キューには、値が保存されています(キューおよびシーケンスとは を参照)。
Cue List:
リストには複数のキューが含まれていて、それがエクゼキュータに保存されます。
DHCP (Dynamic Host Control Protocol):
これは、インターネット・プロトコル(IP)ネットワークで用いられる標準ネットワーク・プロトコルで、インターフェースやサービスに対するIPアドレスなどのネットワーク構成パラメータを動的に割り振ります。DHCP を用いると、コンピュータが自動的に、DHCPサーバからIPアドレスやネットワーク・パラメータを要求するため、ネットワーク管理者やユーザが手動でこれらの設定を行う必要はありません。MA Network Switch に対する DHCP の有効/無効化については、DHCPクライアントの有効化 を参照してください。
Dimmer Wheel:
ホイールは、卓の右端にあります。選択されているフィクスチャの Dimmer アトリビュートに常に割り当てられています。
DMX (digital multiplex, DMX 512):
照明卓をフィクスチャタイプに接続するための通信プロトコルです。
DMX address:
フィクスチャと卓で設定されている開始アドレスです。
DMX channel:
フィクスチャの各アトリビュートには、1つ(8ビット)または2つ(16ビット)のDMXチャンネルが必要です。512 のDMXチャンネルが、1つのDMXユニバースになります。
DMX footprint:
フィクスチャタイプに必要なDMXチャンネル数を表しています。
DMX universe: (ユニバース)
1つのDMXユニバースには、512のDMXチャンネルが含まれています。1つのXLRコネクタで、1つのユニバースに接続できます。
DVI-D (Digital Visual Interface - Digital):
外部モニタを接続するためのコネクタです(機器の外観 を参照)。
Effect: (エフェクト)
ループするアトリビュート値変化を作成し操作します。
Encoder: (エンコーダ)
画面の下にある5つ回転ノブで、アトリビュート値を制御したり、画面をスクロールしたりします(機器の外観 を参照)。
Ethernet: (イーサネット)
バス型トポロジを持つローカル・ネットワークで、複数のデバイスが同時にアクセスできます。照明卓間の通信に使用されます。grandMA2 卓には2つイーサネット・コネクタがあります。詳しくは 機器の外観 を参照してください。
Executor: (エクゼキュータ)
卓にある物理的なボタン・エクゼキュータとフェーダ・エクゼキュータ、および仮想プレイバックのエクゼキュータです。キューは、エクゼキュータに保存します。詳しくは エクゼキュータとは を参照してください。
Executor Button: (エクゼキュータ・ボタン)
キューを実行するための、卓の物理キーです。
Executor Fader: (エクゼキュータ・フェーダ)
キューを実行するための、卓の物理フェーダです。
Executor Time Master:
キューのフェードおよびオン/オフ・タイムをオーバーライドし、キューのディレイをゼロに設定します。
Fade time: (フェードタイム)
1つの値から他の値へと変化するためのタイムです。
Fader Wing:
卓にフェーダとエクゼキュータ・ボタンを拡張するためのものです。
Feature: (フィーチャ)
アトリビュートのグループです。
Fixture ID: (フィクスチャID)
各フィクスチャの一意的な識別子です。Patch & Fixture Schedule で設定します。
Fixture Library: (フィクスチャ・ライブラリ)
フィクスチャタイプをショーファイルにインポートするための、すべての共通フィクスチャタイプのライブラリです。
Fixture Type: (フィクスチャタイプ)
卓から制御できるすべてのデバイスです。フィクスチャタイプには、DMXチャンネルへのアトリビュートの割り当てがあります。
Flip:
Pan/Tilt の組み合わせを変更し、フィクスチャを同じ方向に向けるための機能です。
Frame (fps = frames per second): (フレーム/秒)
動画における、1秒当たりのフレーム数です。デフォルト設定は 30fps です。この場合、1フレームが 0.03 秒になります。
Grand master: (グランドマスター)
すべてのディマー値を調整するために、卓の右端にあるフェーダです。詳しくは 機器の外観 を参照してください。
Groups (MA Network Switch):
機能、チーム、またはアプリケーションごとにグループ化された、ネットワーク・ユーザやリソースの論理セグメントです。この区分は、ユーザやリソースの物理的な位置に関係なく行われます。VLAN とも呼ばれます。グループの編集については、MA Network Switch のグループの編集 を参照してください。
Hue:
色相です。0〜360度の範囲で色を表記します。
IGMP (Internet Group Management Protocol):
アダプタやその他のコンポーネントがマルチキャスト・グループに参加/離脱する方法を管理するプロトコルです。また、IGMPスヌーピングは、イーサネット・スイッチがパケット内を調べ(スヌープ)、どのデスティネーションが実際にデータを受信する必要があるかを判断するための IGMP 機能です。MA Network Switch に対する IGMP 設定の編集については、MA Network Switch のグループの編集 を参照してください。
Instances: (インスタンス)
フィクスチャタイプの個々のコントロールです。例: LEDパネルの1つのピクセル。
Iris:
フィクスチャのビームサイズを制御するアパーチャです。
LLDP (Link Layer Discovery Protocol):
ネットワークデバイスが、IEEE 802 ローカルエリア・ネットワーク上で、それらの機器情報やネイバーを通知するために使用するプロトコルです。LLDPは、RSTP と一緒に有効/無効化されます。RSTP の有効/無効化については MA Network Switch のポートの設定 を参照してください。
Lua:
主として組み込みシステムやクライアントのために設計された、マルチパラダイム・プログラミング言語です。
Macro: (マクロ)
あらかじめ記録されたコマンドの組み合わせです。
MA-Net2:
これは、MA システムのアーキテクチャにとって不可欠なものです。MA-Net2 によって、すべての MA series 2 デバイスは、1つデバイスとして接続されます。これらのすべてのコンポーネントには、プロセスを制御し、リアルタイムで出力を同期させるために必要なすべてのシステムデータが含まれています。MA-Net2 の使い方については DMX のネットワーク・プロトコル を参照してください。MA Network Switch に対するポートへの MA-Net2 プリセットの適用については、MA Network Switch のプリセットの変更 を参照してください。
Master Rate:
Rate マスターは、すべのタイミングに係数を乗算します。
Rate マスターからの係数は、停止 (=出力なし) から 1:1 (=保存されているタイミング)を経て、256(=タイミングに256を乗算)まで変化します。
Rate マスターは動的フェーダです。フェーダ位置が50%の場合、Rate フェーダの係数は 1:1 になります。フェーダは、100%に対するフェーダ位置と一致するように、1:1 から256へと動的に上がります。1:1 から停止へと下がる場合も同様です。
Master Speed:
エフェクトのスピードや、チェイサーのプレイバック・スピードを制御します。
Mbps (Megabit per second):
データ転送速度の単位です。etherCON ポートのデータ転送速度は、10/100/1000 Mbps です。
MIDI (Musical Instrument Digital Interface):
卓と制御信号をやりとりするための標準規格です。
MSC (MIDI Show Control):
MSCは、MIDI信号によってエクゼキュータ機能を他のデバイス(例: 他の卓、MIDIシーケンサ)に送ります。
Natural Values:
grandMA2 では、生のDMXチャンネル値を、小数部1桁の分かりやすい自然な値で表示します。
通常、範囲は0〜100で、DMX値の0〜255に相当します。
例外: Pan の範囲は -270〜270、Tilt は -125〜155 です。
Out Delay:
ディマー値が下降する際のフェードに対するウェイト・タイムです。
Pan:
水平方向のフィクスチャ回転動作です。
Presets: (プリセット)
卓から制御する9つプリセットタイプがあります。
Priority: (優先度)
一部の値は、他の値より高い優先度を持っています。優先度が低いものによっては上書きされません。例えば、プログラマは、エクゼキュータよりも高い優先度を持っています。
Programmer: (プログラマ)
現在のフィクスチャ・セレクションや手動で変更されたアトリビュート値を保持するためのコンテナです。
プログラマ値は赤で表示されます。色表示については 色表示 を参照してください。
Program Time Master:
Program Time マスターは、すべてのプログラム値とエフェクトのフェードタイムを、0〜10秒の間で制御します。設定は、Setup - User - Settings - Max. Program Time で行います。
これは、プログラマへの新しい値の追加と、プログラマからの Clear キーによる値の削除の両方に影響します。Program Time マスターは、フェーダにすることもできます。
RDM (= Remote Device Management Protocol):
拡張された DMX512 データリンクを利用して、複数メーカのデバイス間でインテリジェントな双方向通信を可能にします。RDM は、ANSI E1.11 (DMX512-A)の EF 1.0 として規定されています。RDM の使い方については RDM を参照してください。
Rpm (revolutions per minute): (回転/分)
毎分当たりの回転数で表した、ゴボホイールの回転速度です。
RSTP (Rapid Spanning Tree Protocol):
トポロジの変更後に高速なスパニングツリーの収束を実現し、新しい収束動作とブリッジ・ポートの役割を導入します。ポートに対する RSTP の有効/無効化については MA Network Switch のポートの設定 を参照してください。
sACN (streaming Architecture for Control Networks)
ANSI E1.31-2009。IPネットワーク上でDMX512データを転送するためのプロトコルです。使い方については DMX のネットワーク・プロトコル を参照してください。
Shutter:
フィクスチャの出力を高速に開閉します。
SMPTE (Society of Motion Picture and Television Engineers):
音声や動画技術の異なるメーカのデバイスを同期させるためのタイムコードです。
Snap:
ゴボやカラーホイールを備えた多くのフィクスチャには、スナップ・チャンネルがあります。
これらのアトリビュートは、キューのフェードタイムを無視して、直ちに実行されます。
Snap Percent:
アトリビュートが、フェードタイムのどの時点で実行されるかを設定するためのパーセント値です。
デフォルト値は 0% です。
Spanning Tree: (スパニングツリー)
2つのデバイス間に複数の物理パスを提供するネットワーク・トポロジとして用いられます。スパニングツリー・プロトコルは、ネットワーク内でのループ構成を回避しながら、パスの冗長性を管理します。アクティブなポートで障害が発生すると、スイッチはブロックされていたポートの1つで送信を開始します。
Special Master: (特殊マスター)
Program Time マスターや Rate マスターなどの特殊な機能を持つエクゼキュータです。
Speed Master:
Master Speed を参照してください。
Strobe:
フィクスチャ出力の開閉を高速に繰り返します。
Tilt:
垂直方向のフィクスチャ回転動作です。
Trig (Trigger):
キューの呼び出しです。
Trunk: (トランク)
ネットワークのスイッチ間の相互接続リンクに与えられた名前です。トランクリンクは、パケットに基づいたグループ転送を行います。大抵の場合、トランクリンクは冗長リンクになります。トランク・グループへのポート割り当てについては、MA Network Switch のポートの設定 を参照してください。
UID (= Unique Identifier):
すべてのRDMデバイスには、メーカIDとシリアル番号から成る一意的な識別子(UID)があります。UIDは、いくつかの RDM キーワードのオプションとして使用できます。利用可能な RDM キーワードの一覧は、RDM に固有のキーワード を参照してください。
Universe: (ユニバース)
DMX Universe を参照してください。
VLAN (Virtual Local-Area Network):
詳しくは Groups (MA Network Switch) を参照してください。
Web remote:
Webブラウザによる grandMA2 卓へのリモートアクセスです。
XFade:
Master フェーダの右隣にあるフェーダです。XFade によって、あるキューから次のキューに手動でフェードできます。
XLR A〜F:
卓の背面パネルにある 5ピンのDMX用コネクタです(技術仕様 を参照)。