ショーファイルに属するさまざまなデータの多くは、プールに保存されます。これらのプールの多くは、データプール親オブジェクト内に子として存在しています。
新しいショーファイルには、デフォルトのデータプールが作られます。データプール・オブジェクトには、他のプールが含まれています。
新しいデータプール・オブジェクトを作ると、まったく新しい一組のプールを作成できます。
これは、複数のショーや演目が同じパッチを利用している場合、例えば、バンドの曲集にある各曲を個別のデータプールにできる場合などに、とても役立ちます。
データプール・オブジェクト内には以下のプールがあります。
プールの各ウィンドウは、選択したデータプールまたは特定のデータプールにリンクできます。詳しくは ウィンドウの設定 - Pool Settings を参照してください。
各データプールを確認するのに最もよいのは、Data Pools ウィンドウです。これは、他のウィンドウと同様に作成できます(ウィンドウの追加 を参照)。
プールは、目的のデータプールをタップして選択するために利用できます。後述のさまざまなデータプール操作は、プール・ウィンドウと組み合わせて適切なキーワードを用いることで行えますが、コマンドラインから DataPool キーワード を利用することによっても可能です。
データプールは、Menu / Settings / User Configuration / Pools でも確認できます。Data Pools Configuration が開き、データプールの一覧が表示されます。
データプールを作成するには、以下のいずれかの方法によって、それを保存する必要があります。
空のプール・オブジェクトに対して "Edit" コマンドを実行することによっても、データプール・オブジェクトが作られます。
データプールはコピーすることができます。これによって、データプール内のすべての要素のコピーが作られます。コピーはリンクされていませんが、コピー内のオブジェクトはソース・データプール内のオブジェクトを参照している可能性があります。例えば、シーケンスのコピーには、ソース・データプール内のプリセットへのリンクが含まれている場合がありますが、プリセットは自動的にコピーされず、コピーの参照は変更されません。
コピー操作後に一方のコピーを変更しても、もう一方は変更されません。
データプール・オブジェクトを編集すると、データプール要素の構造リストが表示されるエディタが開きます。リスト要素を展開すると、その要素に対する設定が表示されます。
これは、データ構造の詳細を示しています。
ここで設定を変更すると、そのオブジェクトに対する設定が変更されます。
以下のいずれかの方法によって、プール・オブジェクトを編集します。
他のデータプールでは、別のデータプール内のプール要素を使用できます。
例えば、レパートリー・シアターがあるとします。客電制御のシーケンスを含め、すべてのデフォルト要素は、データプール1に保存されています。今夜の演目は、データプール2にプログラムされています。シーケンスはデータプール1からコピーできますが、後からシーケンスを変更すると、データプール2に再度コピーする必要があります。そうする代わりに、元のシーケンスをデータプール2のエクゼキュータに割り当てることができます。
上の画面例を見ると、データプール構造に番号が振られているのが分かります。このデータプールのシーケンス2は、データプール・オブジェクト1.6.2になっています。最初の数字は、Data Poll 番号です。2番目の数字は、それがシーケンスであることを表しています。3番目の数字は、シーケンス番号2を表しています。この要素をどこかに割り当てる必要がある場合、データプール・オブジェクトを Assign コマンドに含める必要があります。これは、データプール・オブジェクト番号を用いるか、単にオブジェクトの前にデータプール情報を追加することによって行えます(以下の例を参照)。
データプールにはシーケンス2があります。これは、エクゼキュータ201(ページ1)のデータプール2で使用する必要があります。
データプール2が選択されていることを確認してください。
この例は、コマンドラインで Assign DataPool 1 Sequence 2 At Page 1.201 を実行することで達成できます。
これで、データプール1のシーケンスが、データプール2のエクゼキュータで制御できるようになります。
いくつかのメニューではデータプールを選択できます。メニューのタイトルバーに DataPool というボタンがあり、別のデータプールに切り替えられます。
ロック解除されたデータプールは、以下のいずれかによって削除できます。